ロスト・イン・トランスレーション(ソフィア・コッポラ) |
2004/05/10
22:08 |
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ストーリー | CM撮影のため来日したアメリカの映画スター、ボブ・ハリス。一方、夫の仕事に同行してきたはいいが、毎日をホテルでもてあましている若妻シャーロット。通じない言葉、違う文化、都会の喧騒と静寂さ。それらが、慣れない異国の地で、孤独感をより強く自覚させる。そんな時に、同じような境遇の相手がいることを知った2人。 |
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出演 | ビル・マーレイ | スカーレット・ヨハンソン | ジョバンニ・リビシ | |
この映画にいくら出せますか? | 1500円〜〜2000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
コメント | 作品よりも背景の東京の描き方が話題になっているのが面白い。とてつもなく騒々しくて煩雑で、それでいて奈落のそこのような寂しさがよぎる街。快くはないけれど、東京は確かにこうだし、日本人もこうだろうと思うので描かれた東京が特別不自然とは思わないし、この作品の舞台として不適切とも思わない。実際、この間あった日本を初めて訪れた外国の方から、どうして日本人はみんなコミックを読んでるのと聞かれたばかり。特別好ましくも、特別意地悪くもなく、描かれている。その中で主役のビル・マーレイがうまい。そしてスカーレット、ヨハンソンも危うくて、美しくて魅力的。私は楽しんだ。 |
もののけ姫(宮崎駿) |
2004/02/03
09:16 |
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ストーリー | 中世から近世へ移行しようとする時代の日本には、まだ人を寄せ付けない太古の原生林が残っていました。そこには、ふるくから人間の言葉を理解する山犬や猪などの大きな獣たちが住んでおり、人間たちから森に潜む獣たちを荒ぶる神々として怖れられていました。その獣たちを従えていたのがシシ神で、聖域たる森林を守っていました。<br>しかし、人口が増えてきた人間たちは原生林を切り開き、自分たちの世界を作ろうとしていました。<br>「もののけ姫」は、このような背景のもとでくり広げられる神と人との一大冒険時代活劇。 | |||
出演 | アシタカ(松田洋治) | サン(石田ゆり子) | エボシ御前(田中裕子) | |
この映画にいくら出せますか? | 選んでください〜選んでください | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ |
コメント | じっくり見たのでストーリは理解したかなと思うけれど、その意図するところが見る側に充分伝わったかと言うとそれほどでもと言うのが正直なところ。森の中の美しさや表情など画像の色と美しさにはあらためて感嘆するが、人間と自然の共存の道を見出すことは難しく、滅び行く山犬やイノシシそしてシシ神の悲しみがもっと痛切に伝わってきてもいいはずと思うけれど。最後にまた、山々に美しい緑が戻るけれど、その願いが果たして今に受けつがれているかどうか。いまだに人間の自然への侵略はやむことはない。 |
ラスト・サムライ(エドワード・ズウィック) |
2004/01/16
01:07 |
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ストーリー | 明治維新後の日本。近代国家の建設を目指し、武士を根絶しようとする政府に雇われ、近代的軍隊を訓練する教官として来日したオールグレン大尉。武士の勝元と出会った彼は、その誇り高い精神に思わず心を動かされる。<br> | |||
出演 | トム・クルーズ | 渡辺謙 | ティモシー・スポール | |
この映画にいくら出せますか? | 2000円〜〜3000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
コメント | いまや武士道を描けるのは日本人でなくアメリカ人なのかとこの映画を見ていて思う。そして日本人が見たら恥ずかしくなるようなずさんな描き方でなく、こんな魂のよりどころが日本人にはあったと言うことを思い起こさせてくれる丁寧なつくりに感謝したくなるけど,どこかへんだと思う気持ちはぬぐえない。良くも悪くもやはり日本人としての意識をすごく持ちながら見てしまう。それでも2時間半を長いとも思わず見終えた。トム・クルーズもよく研究していて違和感のない演技。渡辺謙は別格としても初めて見る日本人俳優の演技が素晴らしかった。信忠役の小山田シンは公色サイトではじめて知ったが、役どころ同様武士道に近い生き方で、まさに適役。監督でなく演技者としての原田真人は初めてじっくり見たが、あの憎らしさはすごかった。時代を動かす人にはそれくらいのものがあったはずだと思う。格調高い音楽も心に残る。 |
ライオンと呼ばれた男(クロード・ルルーシュ) |
2003/12/26
05:45 |
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ストーリー | 幼くして母に捨てられ、サーカスの一座で育ったサム・リオン(ジャン・ポール・ベルモンド)は50代を迎えた今、フランス有数の会社を興し、そのトップの座にあったが、自分の人生に何かもの足りないものを感じ、航海に出た大西洋上で連絡を断ち、救命ボートで姿をくらましてしまう。 | |||
出演 | ジャン・ポール・ベルモンド | リシャール・アンコニナ | マリー・ソフィー・L | |
この映画にいくら出せますか? | 1500円〜〜2000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆ |
コメント | 久し振りに見た手持ちのビデオ。監督といい、音楽といい、J・P・ベルモンドといいそれだけの人が揃っているので、楽しめた。2時間が長すぎてその分希薄な部分もあるけれど、ひと財産なして、地位も確保した50代の男性の御伽噺かな。ゆるぎない自信とかなわなかった夢への執着の両方が見える年代の男心。わかる気がする年代の私なのかも。 |
ブルース・オールマイティ(トム・シャドヤック) |
2003/12/11
04:53 |
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ストーリー | やることなすこと失敗続きで、うだつの上がらない日々を送るテレビレポーターのブルース(J・キャリー)。憧れのアンカーの座をライバルに奪われたブルースは、すべてを神様のせいにして激怒する。そこで神様は、ブルースに1週間だけ万能パワーを授けることに。 <br> やることなすこと失敗続きで、うだつの上がらない日々を送るテレビレポーターのブルース(J・キャリー)。憧れのアンカーの座をライバルに奪われたブルースは、すべてを神様のせいにして激怒する。そこで神様は、ブルースに1週間だけ万能パワーを授けることに。 | |||
出演 | ジム・キャリー | モーガン・フリーマン | ジェニファー・アニストン | |
この映画にいくら出せますか? | 2000円〜〜2000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
評価を控える | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ |
コメント | 笑い転げて楽しめるコメディ。だけど、もし神様になれるとしたらというようなお伽噺的シュチュエ―ションがもたらす笑いは私的にはルール違反。面白いけど、現実味に乏しくて、しらけてしまう。奇跡でも起きないと、夢がかなわなかったり、現実が見えなかったりするのではなんて考えてたらこの映画は全然面白くなくなる。理屈ぬきで見れば笑えるし、ジム・キャリーも魅力的。ジェニファー・アニストンがチャーミングで可愛い。でも最高の演技は飼い犬。 |
メルシー人生(フランシス・ヴェベール) |
2003/12/01
06:08 |
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ストーリー | 冴えない男ビニョンは妻に逃げられ息子に嫌われ、会社ではぞんざいな扱いの上になんとリストラ候補。もう嫌だ・・・ふらふらと窓際に立ち、はるか遠い地上に身を投げようとする彼を救ったのは同じアパートにすむ老人と一匹のネコ。そしてリストラを取り消させるために老人が取った策略が思わぬ展開に・・・ | |||
出演 | ダニエル・オートゥイユ | ジェラール・ドパルデュー | ミシェル・オーモン | |
この映画にいくら出せますか? | 1500円〜〜2000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
コメント | 実はこの間にも何本かビデオを見ましたが、見た自分が悲しくなるほどの駄作ばかり。久し振りにさわやかで楽しかったのがこの映画。透明人間のような人畜無害の男性が、レッテル、噂の生み出す誤解、そして誤解がうんだ注目など、彼を見る周りの視線や態度が変わることでいつしか彼自身が変わってゆく。それがまた、憎らしいほど、ユーモアとペーソスたっぷりでさすがフランス映画と思ってしまうのです。俳優がそれぞれ役どころで際立っていて嫌味じゃないのがまた、いいのです。 |
プリティ・プリンセス(ゲーリー・マーシャル) |
2003/11/15
05:54 |
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ストーリー | ロマンチックなサンフランシスコの街。高校生のミア(アン・ハサウェイ)は芸術家の母とネコのルーイと暮らしていた。もっともミアの毎日はロマンチックとは程遠い。極端に内気でドジなため、親友で毒舌家のリリーとその兄マイケル以外とはまともに話も出来ないのだ。クラスメイトにも物笑いの種にされ、憧れのジョシュに思いを打ち明けることもできないでいる。ある日、一度も会ったことがない父方の祖母(ジュリー・アンドリュース)がヨーロッパからミアに会いに来ていると知らされる。両親はミアが赤ちゃんの時に離婚。誕生日のプレゼントと心のこもった手紙を欠かさず送ってくれた父だったが、先月事故で他界していた。父への想いを胸に祖母を訪ねると、なぜかそこはジェノヴィア国の領事館…祖母はジェノヴィア国の女王陛下だったのだ!父が亡くなった今、自分が唯一の王位継承者であると告げられたミアはパニックに陥るが、女王に説得され、3週間後に行われる舞踏会まで極秘でプリンセス教育を受けることになる。誰もが憧れるプリンセスの暮らし。だがミアの一番の願いは“普通の恋”をすることだった…。 | |||
出演 | アン・ハサウェイ | ジュリー・アンドリュース | ヘクター・エリゾンド | |
この映画にいくら出せますか? | 2000円〜〜2000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ |
コメント | ディズニーの現代版シンデレラ物語。ストーリは思ったとおりに展開する単純さだけれど、アン・ハサウェイが可愛いし、ジュリーアンドリュースが貫禄だし、楽しく見てしまう。個人的にはサンフランシスコの風景や街並みも好きです。 |
キューティ・ブロンド(ロバート・ルケティック) |
2003/11/11
10:31 |
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ストーリー | ハーバード・ロー・スクールに入学した天然ブロンド娘が、持ち前のポジティブさで周囲の偏見をクリア。一人前の法律家としてサクセスをつかんでいく姿を描く、見る人すべてに元気をくれる人生応援ムービー。 全身ブランド・ファッションのお軽いブロンド娘ながらも、周囲の色眼鏡を“めげない&落ち込まない”精神ではじき飛ばし、どこまでも自分らしさを貫きながら胸のすく快進撃を続ける。 | |||
出演 | 【リーズ・ウィザースプーン | ルーク・ウイルソン | セルマ・ブレア | |
この映画にいくら出せますか? | 1500円〜〜2000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ |
コメント | 陽気で天然ブロンドで成績優秀。何の苦労や挫折もないはずの彼女があえてハーバードのロースクールに挑戦。もちろん見事難関を突破する。ストーリは題名どおりたわいもないが、妙に主人公エルに親しみがもて、テンポのよさもあって楽しめちゃう映画です。決して美人ではないのに、明るくてチャーミング、そして何よりもその健気で前向きな姿勢に元気づけられます。 |
ゴスフォート・パーク(ロバート・アルトマン) |
2003/11/11
09:44 |
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ストーリー | 1932年11月、イギリス。「ゴスフォード・パーク」と呼ばれるカントリー・ハウスでパーティーが催され、イギリス貴族達が続々と集まってくる。晩餐の席には倦怠と煙草の煙が満ち、パーティーの一日目の夜は、何事もなく更けていった。それぞれのベッドルームの扉が閉じられるまでは…。パーティーのホスト役である主人、マッコドール卿が何者かに殺害される。 | |||
出演 | マギー・スミス | ケリー・マクドナルド | エミリー・ワトソン | |
この映画にいくら出せますか? | 2000円〜〜3000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
コメント | 常に多くの登場人物がいて、舞台を見るようにそれぞれに目が離せない。しかも多層仕立て。この作品のように、様々な登場人物が一つの場所に集い、それぞれの人生が交錯していくストーリーは、その原点である名作の名を借りて、「グランド・ホテル方式」と呼ばれているそうだが、まさにホテルを縦割りにして見ているよう。人物・人生模様だけでなく、イギリス上流社会の貴族たちとその召使いのからみもおもしろく、会話も英国流でウイットにとみ、時に鋭い。
俳優たちそれぞれが魅力的で、謎解き以外にも見どころが多くて息が抜けないけれど、肩が凝るということはない。私は何度も繰り返し見てそのたびに楽しんだ。 |
マイ・ビューティフル・ジョー(スティーブン・メトカルフ) |
2003/11/02
04:44 |
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ストーリー | アイルランド系アメリカ人で花屋のジョーは真面目一本槍な男だったが、妻には逃げられ、さえない人生を送っていた。そんな時、ジョーは病院で脳腫瘍を宣告され、危険な手術を受けるしかないと言われる。手術までの期間を自由に過ごそうと決めたジョーは冒険の旅に出る。そこでジョーは元ストリッパーで詐欺師でシングルマザーのハッシュと出会う。 |
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出演 | シャロン・ストーン | ビリー・コノリー | シュネー・スモーレット | |
この映画にいくら出せますか? | 1500円〜選んでください | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ |
コメント | わかりやすい単純なストーリーだけに安心してみていられる。そして時々胸がほわっと温かくなったり、笑えたり。うまくできすぎとも思えるハッピー・エンドにそれでもやっぱりうれしくなる。特に子供っぽい大人を賢く理解する子供たちがいい。はい、私はこういう映画が大好き。 |