ピアノ・レッスン(ジェーン・カンピオン) |
2006/10/15
11:59 |
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ストーリー | 主人公のエイダ(ホリー・ハンター)は6歳のときに話すことをやめたスコットランド女性。娘のフローラ(アンナ・パキン)を伴い大切なピアノとともに、農夫の夫(サム・ニール)と見合結婚のためにニュージーランド南端の島にやって来る。エイダは、顔にマオリ族の入れ墨をした無愛想な隣人(ハーベイ・カイテル)にピアノを教えることになり、そこから展開が始まる。 | |||
出演 | ホリー・ハンター | アンナ・バキン | ハーベイ・カイテル | |
この映画にいくら出せますか? | 1000円〜〜2000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
コメント | 何回目かなと思いながらまた借りてしまった。なにしろDVDの再生装置がないので借りられるビデオが限られていて仕方なく以前見たものまで借りてきてしまう。それでも記憶に残っていることはごく少ないので平気というのも情けない。今回主人公よりも最年少でアカデミー助演女優賞を受賞したフローラ役のアンナ・バキンの演技が印象に残った。可愛くて、母親想いで、賢くてと思いきや、母親の運命を狂わす言動。子どもらしい単純な動機なのか、計算しつくされた子どもの知恵なのか?随分重要な役どころだったんだと気がついた。女性監督ということが恋愛意や官能といった面で強調されるけれど、女の子の怖い一面なども女性監督ならではかも知れない。 |
くたばれハリウッド(ブレット・モーゲン&ナネット・バースタイン) |
2006/10/15
10:19 |
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ストーリー | 『ローズマリーの赤ちゃん』、『ある愛の詩』、『ゴッドファーザー』、『チャイナタウン』……倒産寸前のパラマウントを立て直し、70年代ハリウッドに新風を送り込んだ伝説のプロデューサー、ロバート・エヴァンズ。数多くの女性と浮き名を流し、政界の大物とも親交を持ち、名優や名監督と丁々発止の喧嘩を繰り広げてきた彼の人生が、独特の映像表現の中で、スリリングに語られてゆく。子役時代から青年実業家を経て、突如俳優として『千の顔を持つ男』『陽はまた昇る』に出演。やがてプロデューサーに転身して冒頭にあげたヒット作の数々をモノにし、かと思えば80年の『ポパイ』で大コケしたり、ドラッグで捕まって、裁判所命令の麻薬撲滅CMでその人脈・人望の広さを誇ったり……。殺人容疑という大スキャンダルにまで巻き込まれた『コットンクラブ』ゴシップで苦渋を舐め、自殺寸前にまで追い込まれた後、奇跡の復活を遂げて『硝子の塔』『セイント』をヒットさせ、最新作『10日間で男を上手にフル方法』までなんと35年以上現役のプロデューサーであり続けるその生きざまを、エヴァンズ自らがその魔術的な話術で語り倒してみせる、見てビックリ聴いてビックリの驚異の個人史ドキュメンタリー | |||
出演 | ロバート、エヴァンズ | |||
この映画にいくら出せますか? | 1000円〜〜2000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
評価を控える | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | 評価を控える | ☆☆☆☆☆ |
コメント | 不思議な映画。写真だけで構成されているのに映像を見るよりリアルに一人の男性の生き様を浮かび上がらせ魅力のとりこにする。一体何人分を生きるのだろうというような波乱に満ちた人生のまだ途上にあって成功と奈落のそこをのぞきながらしかも今も現役。そして舞台はハリウッド。映画の一時代を画した「ゴッドファーザー」や「ある愛の詩」のプロデューサー。それでいていつどこで何をしていても常にかっこよくスマートで飛びぬけてハンサム。映画以上に映画的で面白い映画。 |
ステップフォードの妻たち(フランク・オズ) |
2006/10/13
05:56 |
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ストーリー | TV局の敏腕プロデューサーのジョアンナは担当したTV番組のトラブルの責任を負わされ解雇。そして彼女は夫と子供と新しい土地で新生活をと、ステップフォードという街にやってきた。しかし、この街の女性たちは美しく着飾ってはいたものの、いつもお人形のような笑みを浮かべており、ジョアンナはその姿に不気味なものを感じていた。美しく整備された街に住む、美しい人妻たち。でもそこには人間らしい喜怒哀楽はなく、どこか寒々としている。 |
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出演 | ニコール・キッドマン | マシュー・ブロデリック | ベット・ミドラー | |
この映画にいくら出せますか? | 選んでください〜〜1000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆ | ☆☆ | ☆☆ | ☆☆ | ☆☆ |
コメント | ニコールキッドマンが見たくて借りたけど、奇妙で後味の悪い映画。彼女は確かに美しいけれどこんな映画に出なくてもいいでしょうという内容。キッドマンだけでなく素敵な配役ではあるので薄ら寒い内容に、なんでリメイクまでするかなという印象。本当に理想の女性像とか男性像があんな単純な形であるはずはないと思うけれど、、、??? |
阿修羅のごとく(森田芳光) |
2006/10/12
22:52 |
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ストーリー | 堅物で通っている老いた父親(仲代達矢)に愛人がいるらしい。三女・滝子(深津絵里)が突き止めた一大事に、普段は疎遠な四姉妹が急遽顔を揃える。が、姉妹にも内に秘めた憂いがそれぞれあった。長女・綱子(大竹しのぶ)は未亡人だが不倫相手がいる。次女・巻子(黒木瞳)は夫の浮気を疑い、潔癖な性格の三女は素直に恋愛ができない。幼い頃からみそっかす扱いの四女・咲子(深田恭子)が献身的につくす同棲相手は、芽の出ないボクサーだ。父の裏切りを、母(八千草薫)に気取られないようにすることだけは揃って賛同するのだが…。 | |||
出演 | 大竹しのぶ | 黒木瞳 | 八千草薫 | |
この映画にいくら出せますか? | 1000円〜〜1500円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ |
コメント | すごく豪華な配役陣。そしてだいすきな向田邦子の原作。だけど阿修羅と思えるほどのしたたかさが伝わってこない。あまりにきれいどころを並べすぎたせい?総花的でそれぞれにまつわるエピソードに感情移入できないいままにあれもこれも。でも女だけでなく、男だって子どもだってそれなりにしたたかに泣き笑いの人生を生きている。阿修羅はどの人の心にも棲むものらしい。確かに私にも。 |
電車男(村上正典) |
2006/09/17
06:01 |
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ストーリー | 電車内で暴れる中年おじさんから若い女性を救った、ヲタク青年22歳。彼女いない歴=年齢の彼は実家在住のシステムエンジニアで、見るからにヲタクを地でいくタイプ。電車で助けたその女性からお礼に高級ブランドのエルメスのティーカップをもらうも、どうしていいかもわからない。そして、そのお礼のお礼に彼女をデートに誘うべく、モテない男達が集うインターネットサイトに助けを求める。 「めしどこか たのむ」 いつしか「電車男」と呼ばれるようになった彼に、なんとかしてやりたいと知恵を絞り、できる限りのアドバイスを与え、時に叱りながらも温かく見守るネットの仲間たちが集まり始める。彼氏にふられた看護師が女性の立場からアドバイスしたり、サラリーマンが自分の体験を語ったり、ヒマな専業主婦が渇を入れたり、ヲタク3人組が自分達の夢のように熱く励ましたり、引きこもりの青年がちょっと冷めた意見を言ったり、と様々なアドバイスが彼に届けられる。それらの真摯な励ましを受けて、電車男は「エルメス」と名付けられた彼女との距離を一歩一歩縮めていく…。 |
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出演 | 山田孝之 | 中谷美紀 | 国中涼子 | |
この映画にいくら出せますか? | 選んでください〜〜1000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
評価を控える | ☆☆ | ☆☆ | ☆☆ | ☆☆ |
コメント | テレビで。 とても話題になっていたし、最近テレビドラマの再放送や特番がされているので楽しみにみたが、あっけないほどつまらなかった。 世界不思議発見を犠牲にしたことを後悔。ネット仲間の熱い共感と応援の暖かさが伝わってこない。ネットにも暖かい交流があることで話題になったけれどその辺の描き方が稀薄。二人の恋愛感情もなんだか不自然で説得力がなかった。 |
パッチ・アダムス(トム・シャドヤック) |
2006/09/11
07:56 |
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ストーリー | 人生の道を失い、不安定な毎日を送ったハンター・アダムス。彼は自殺未遂の末、精神病院に入院する。そこで彼は無機質な医者の現実と患者の複雑な心境に直面する。彼はある事件をきっかけに「人を助ける」事をめざし、医者になることに希望を燃やす。2年後彼は名門学校に入学し、自分の目指すべく道に進むのだが彼の目指す”笑い”を用いた治療は理解されず、学内では異端児として扱われる事になる。 | |||
出演 | ロビン・ウイリアムス | ダニエル・ロンドン」 | モニカ・ポッター | |
この映画にいくら出せますか? | 1000円〜〜1500円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ |
コメント | パッチアダムス氏とともに活動するゲズントハイト研究所のボーウェン・ホワイトさんのお話を直接伺ったので、もう一度見直したもの。それが邪道といわれようと正しいと信じた道をまっすぐ進める勇気と叡智に感動する。笑いはいまや医療分野でも治療の一方法として取り入れられてきたが、 権威と伝統のかさにある医学会で当時のアダムス氏の存在はただ異端で奇人・変人。それでも道が開けたのは彼の努力だけではない、彼を支援し、受け入れる度量がある人々がまわりに居たこと。そのことも素晴らしい。 |
帰らざる河(オットー・プレミンジャー) |
2006/09/03
10:56 |
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ストーリー | 妻を失った開拓者が、殺人で服役中に生き別れた息子を迎えに訪れた町で酒場の歌手と出会う。歌手は賭で金鉱山の権利を勝ち取ったギャンブラーの夫と共に、鉱山の登記のため下流の街に向かってインディアンの追撃を避けるため「帰らざる河」と呼ばれて恐れられている激流を下るが、途中開拓者の農場を通りがかり、助けられる。しかしギャンブラーは開拓者の馬と銃を奪って独り陸路街へ。巻き込まれてインディアンに追われることとなった開拓者は歌手と息子を伴って激流を下ることに。 | |||
出演 | ロバート・ミッチャム | マリリン・モンロー | ロリー・カルホーン | |
この映画にいくら出せますか? | 選んでください〜〜1500円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ |
コメント | ナイアガラを借りるつもりがなくてこの映画に。久し振りにみるとやっぱりマリリンモンローって可愛くたまらなくセクシーだったんだとつらつら見てしまう。ストーリーは余りに単純で画面はひたすらロッキーの山並みを縫うように流れる急流を木の葉のようにもてあそばれながらいかだで下るシーンの連続。モンローの歌声を聞きながらモンローにうっとりする分にはたわいもないけど楽しい。今回行ったナイアガラでなく、ロッキーの山並みを見ながら川くだりを楽しんだ夏を久し振りに思い出した。 |
四月の雪(ホ・ジノ) |
2006/08/30
15:32 |
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ストーリー | コンサートの照明チーフのインスのもとに、妻が交通事故にあったと連絡が入る。急いで病院へいくと、そこには妻と同乗していた男の妻ソヨンがいた。お互い伴侶の持ち物の中にカメラと携帯電話があり、そこに残った映像とメールの内容で、ふたりが不倫していたことを知った。裏切られたふたりは、たびたび病院や滞在先のホテルで顔をあわせるうちに、寂しさを埋め合わせるように会話し、そして心ひかれあっていく。 | |||
出演 | ペ・ヨンジュン | ソン・イェジュン | リュ・スンス | |
この映画にいくら出せますか? | 1000円〜〜1000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆ |
コメント | 韓流に染まってない私としてはなんということのないお話に過ぎなかった。こんなに素敵なダンナ様と奥さんを裏切って不倫などするかしらとそもそも不思議。だけど恋におちた二人はそれが許せる心持になってゆくことに。そんなふうには行かないほとんどの事故の悲惨さはここではあまり関係ないことかも。日本映画に「浮雲」っていう高峰秀子主演のどこか似ている名作があったことなど思い出す私は古すぎる^_^; |
チャンプ(フランコ・ゼフィレッリ
) |
2006/08/17
14:25 |
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ストーリー | 元ボクシング・チャンピオンの父親とその父が再び栄光の座に戻る日を信じている息子と、別れた妻の3人が織りなす愛を描く | |||
出演 | ジョン・ヴォイト | フェイ・ダナウェイ | リッキー・シュローダー | |
この映画にいくら出せますか? | 1000円〜〜2000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆ |
コメント | なんといっても子役の演技と可愛さにに目を奪われるけどビリー役のジョン・ヴォイトもなかなか。 妻に見放されるだらしなさと子どもをいちずに愛する父性とその両方でせつなさせまるおとこ心がジャブのように効いてくる。 |
愛と哀しみの果て(シドニー・ポラック) |
2006/08/16
13:59 |
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ストーリー | デンマークの資産家カレンは、深く考えずブリクセン男爵と結婚した。しかし、アフリカでのコーヒー栽培がうまくいかず、夫の女遊びに悩まされるカレン。13年、現在の生活に不満なカレンは、東アフリカのケニアへと渡る。そこで運命の人デニスと出会う。そんなカレンを救ったのが、ハンターで冒険家のデニスだった…。 |
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出演 | メリル・ストリープ | ロバート・レッドフォード | クラウス・マリア・ブランダウアー | |
この映画にいくら出せますか? | 1000円〜〜2000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
コメント | 昨日のインドシナに続いてこれも3時間近い大作。 農園を経営する女性が主人公までも同じ。 そしてやはり美しいこちらはメリルストリープ。前半のカレンとブロルの愛憎が結構長くデニスとの恋が中途半端。むしろ可憐の生き方そのものがテーマ。アフリカ、特にサファリの動物たちの生態と自然が美しい。そしてメリルストリープも。衣装も素敵。ありきたりなデニスとの恋よりも、ブロルとの関係のほうが話としては面白く、 アフリカの男性像としてよく描けてる気がする。実際はよくわからないが、女性が困難な状況で現地に溶け込みながら良く働く。開拓地にはたくましく強い女性がよく似合うのかな。それにしてもタイトルが内容とかけ離れて陳腐。 |