イナドシナ(レジス・バルニエ) |
2006/08/15
17:38 |
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ストーリー | 30年代。民族解放闘争が激しさを増すベトナム。ゴム園を経営し、自動車事故で死んだ親友の子どもカミーユ(リン・ダン・ファン)をひきとって育てているエリアーヌ(カトリーヌ・ドヌーブ)。彼女は、フランスの海軍将校、ジャン・バチスト(バンサン・ペレーズ)と知り合い、恋に落ちるが、互いの立場の違いから双方傷つき、別れてしまう。ある日、警察に護送される途中脱走した活動家が、撃ち殺され、たまたまその場に居合わせたカミーユが巻き添えになってしまった。気を失った彼女を現場から助け出し、介抱してくれた青年に、カミーユは一目ぼれしてしまう。 | |||
出演 | カトリーヌ・ドヌーブ | ヴァンサン・ペレーズ | リン・ダン・ファン | |
この映画にいくら出せますか? | 1000円〜〜2000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
コメント | フランス版風のともに去りぬという感じ。 ゴム農園主として腕を振るうカトリーヌドヌーブの美しいこと。衣装も次々と素敵でそれだけでも一見の価値あり。単なるハンサムな将校と義理の娘との三角関係におわらず娘の成長振りも見事。植民地支配国のフランスと自由を歌うフランス民主主義の矛盾。独立前のベトナムの様子が興味深い。 |
ラブストーリー(クァク・ジェヨン) |
2006/08/15
09:58 |
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ストーリー | 女子大生ジヘは友人から、演劇部の先輩サンミンへのEメールの代筆を頼まれる。ジヘも先輩へ密かな思いを寄せていたが、奥手な彼女は打ち明けることができない。そんなある日、ジヘは家の棚から小さな木箱を見つける。その中には35年前に書かれた手紙と日記帳があり、若き日の母の初恋の物語が記されていた。高校生ジュナと親友のテス、そして2人の想いを集めた若き日の母ジュヒの日々を…。 |
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出演 | ソン・イェジン | チョ・スンウ | チョ・インソン | |
この映画にいくら出せますか? | 1000円〜〜1500円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ |
コメント | 確かに前に見た気がするけどと思いながら 借りてきたビデオ。去年の4月に観ていた。 断片的で意外と覚えていないもの。 韓国って若手の俳優さんがたくさんいるんだなと感心。みんな初恋をする頃の初々しさが新鮮。最後までまたまた、見てしまった。 |
花とアリス(岩井俊二) |
2006/08/05
08:40 |
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ストーリー | -------------------------------------------------------------------------------- 幼なじみの中学生、ハナ(鈴木杏)とアリス(蒼井優)。 ハナは自由奔放なアリスにいつも振り回されている。 ハナの初恋もアリスの突然の一目惚れ宣言に付き合ううちにやってきた。 嫌がるハナを連れて、一目惚れした高校生を尾行しようとするアリスは その彼と一緒に通学している高校生・宮本(郭智博)をハナに薦める。 そんなアリスに振り回されていく中、いつの間にかハナの心は変化し始めるのだった。 桜の花びらが舞い落ちる季節、そろって2人は手塚高校に進学する。 ハナは憧れの先輩・宮本が所属する落語研究会に入部して、 密かに仲良くなるチャンスを狙っていた。 そんなある日、意外なかたちでチャンスが舞い降りた?! 宮本に名前も知られていなかったハナだったが、 一途な想いでついてしまった嘘をキッカケに2人の距離はいっきに縮まるのだった。 だが、一筋縄でいかないのがハナの恋。 ある時、嘘がばれそうになり、なんとかごまかそうとハナはさらなる嘘をつく為に親友のアリスも巻き込んでしまう。 しかし、今度はその嘘をキッカケに宮本がアリスに恋心を抱き始めてしまう。 好きだからこそついた嘘が、嵐を巻き起こすことに……。 微妙に変化していくハナとアリスの関係。 友情と恋のはざまにとまどいつつ、 大人の階段を少しずつのぼり始める2人。 誰もが通り過ぎていく日常を独特の映像で瑞々しく、 そして、繊細で壊れやすい2人の心模様がやわらかな光で綴られていく。 |
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出演 | 蒼井優 | 鈴木杏 | 郭智博 | |
この映画にいくら出せますか? | 1000円〜〜1500円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ |
コメント | 娘が借りてきたビデオ。良かったよのご推薦で見たけれどはじめはなんだか退屈。だけどこの積み重ねがこの映画のおもしろさだと分かってくるにつれ、映像にも音楽にもなれて高校生の初恋と日常にお付き合い。何気ないしぐさや行動に中学時代か高校時代かはあいまいだけれど、確かにあんなふうであったなと納得する。時折こんな人がなんて思う人が出てくるのも楽しい。蒼井優の若くてすがすがしいバレエや雨のダンスのシーンが印象的。 |
世界中がアイラブユー(ウッディ・アレン) |
2006/07/24
05:32 |
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ストーリー | NYに住む中流家庭の一家のロマンスをミュージカル仕立てで描いた、ウディ・アレン監督作である。 ミュージカルスターはあえて使わず、なんとエドワード・ノートン、ドリュー・バリモア、ゴールディ・ホーン、ティム・ロスらが歌って踊るのだから驚きだ。歌もダンスもお世辞にもウマイとはいえないが、一生懸命な姿が微笑ましく、ぎこちないダンスも楽しい。またウディとジュリア・ロバーツの凸凹カップルのかみあわない会話、出所したばかりのチンピラのロスとお嬢様ドリューの一過性の恋、趣味がボランティアという金持ち夫人のホーンなど、中流家庭の人々の勘違いぶりにアレンらしい毒を盛りつつ、テンポよく笑わせる脚本も見事だ。 | |||
出演 | ウッディ・アレン | ゴールディ・ホーン | ジュリア・ロバーツ | |
この映画にいくら出せますか? | 選んでください〜〜1000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆ |
コメント | 途中で居眠りしようがお茶を入れにいこうがビデオを止めなくても平気。ストーリーにさしたる不都合を感じるほどの展開はない。豪華な配役陣とミュジカル仕立ての気楽で楽しい雰囲気でリラックス。アレンが好きで時間にゆとりがあるときみればハッピーな気分に。私の場合すこし気分にずれがあって、余り乗り切れないまま、、。 |
パイレーツオブカリビアン呪われた海賊たち(ゴア・ヴァービンスキー) |
2006/07/21
06:00 |
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ストーリー | 死ぬことのできない邪悪な海賊キャプテン・バルボッサに囚われた、アステカの金貨の謎を知る女エリザベス。その彼女を救うため、鍛冶屋の青年ウィルは、一匹狼の海賊ジャック・スパロウと手を組み、海賊船ブラックパール号を追う。 | |||
出演 | ジョニー・ディップ | オーランド・ブルーム | キーラ・ナイトレイ | |
この映画にいくら出せますか? | 1000円〜〜1500円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ |
コメント | 新作が話題になっているので見に行く前に見ておこうと借りてきたビデオ。ジョニーディップが全くその作品によって別人になる不思議さが楽しく、見とれてしまうが、私には期待したほどに作品が面白いというのでもなかった。確かに年を取ろうが、危険を冒そうが、鉄砲や剣が心臓を貫こうが死なないというのは最高に辛い呪い。呪われた海賊たちが月の光が差すと骸骨に戻るところはほんとよくできている。 |
ALWAYS3丁目の夕日(山崎貴) |
2006/07/14
10:35 |
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ストーリー | 昭和33年、東京タワーが完成するこの年、東京下町の夕日町3丁目には、人情味あふれる住民達が賑やかに暮らしていた。ある日、鈴木則文と妻・トモエ、息子・一平が暮らす自動車修理工場・鈴木オートに集団就職で上京した六子がやってくる。ところが立派な会社を期待していた六子はどこかがっかりした様子だった・・
一方、しがない小説家の茶川竜之介は、飲み屋のおかみ・ヒロミから身寄りのない少年・淳之介の世話をすることになってしまった・・・ |
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出演 | 吉岡秀隆 | 堤真一 | 薬師丸ひろ子 | |
この映画にいくら出せますか? | 1500円〜〜2000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
コメント | 自慢じゃないけど(?)等身大で見られる映画なので確かに・そうだった・分かる分かると相槌を打ちながら、、、。 一緒に忙しくて一緒に見なかった娘が「見たほうがいい?』と聞くので、『久し振りにママが泣いたね』といったら夜中に一人で見ながら泣いていた。子役のけなげさに弱い私だからでもあるけれど、お互いに人間らしい感情が交錯して心が通った時代の良さみたいな物が妙に胸に暖かく沁みる。きっと娘だって同じかな。だけど時代の雰囲気と人々の心のありようはは昭和30年代の風景以上に変わってしまって、ただ懐かしく映画に描かれるだけのもの。余りに寂しい。 |
私の頭の中の消しゴム(イ・ジェハン) |
2006/07/13
05:44 |
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ストーリー | 恋に落ちて、結ばれて。 そんな幸せなふたりの前に、彼女の記憶が消えていくという悲劇がたちはだかる。愛する人は目の前にいるのに、手を伸ばせばそこにいるのに、まるで見知らぬ人のように、自分が忘れ去られていく絶望。そして、愛を忘れたくないと願いながらも、自分の中の記憶がまっ白に消されていく恐怖。別れでもなく、死でもなく、忘却によって愛が終わっていく・・・。 |
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出演 | チョン・ウソン | ソン・イェジン | ベク・チョンハク | |
この映画にいくら出せますか? | 1000円〜〜1500円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ |
コメント | 韓国の典型的な恋愛ドラマ。だけど若年性アルツハイマーという切実で話題性のある病気とそれを切り離してもいかに私たちが記憶というものに支配されながら生きているかを考えさせられる。恋愛はもちろん人間関係全てがお互いの記憶で成立していることに感動する。記憶を左右できないから喜びも哀しみも生まれることに。 |
ベアテの贈り物(藤原智子) |
2006/07/08
10:29 |
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ストーリー | 現在81歳になるベアテ・シロタ・ゴードンさんが、日本の敗戦後新しい憲法草案作成のとき、 「男女平等」の文言を加えた事実は、すでに多くの日本女性たちの知るところですが、ベアテさんが 日本の憲法に書き加えた女性の人権と男女平等の条文が、敗戦後の日本女性の地位向上と 権利にとって、どれだけ強い後ろ盾となったか。或いはベアテさんが提案しながら削除された条文のどれだけが、その後法整備されたか。この映画は、ベアテさんが書いた男女平等の条文を起点にして、戦後、日本の女性たちが今日までどのような、地道な歩みと活発な運動を展開してきたかを検証する、 いわば映像による戦後女性史のひとつです。そしてベアテさんが不思議な運命の糸に導かれ、世界的ピアニストであり、多くの日本のピアニストを育てた父レオ・シロタと母の深い日本への愛情、更に日本女性の幸せを願うベアテ自身の情熱に支えられてこの条文が書き加えられたことを、20世紀の世界史的視野で捉えた作品です。(公式サイトより) | |||
出演 | ベアテ・シロタ・ゴードン | 赤松良子 | 緒方貞子 | |
この映画にいくら出せますか? | 1000円〜〜2000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
コメント | ベアテ自身の伝記的な映画かと勝手に思っていたが、ベアテがかかわった憲法14条と24条にかかわる戦後の様々な活動が織り込まれ、さらに予備知識もなく見た夫まで大いに感動していた。戦後の女性史ともいえる内容で志の高い女性たちの勇気ある活躍と今も輝きをはなつ表情の美しさが印象的。ベアテ・シロタ・ゴードンさんの思いとこの映画の内容とよさがもっと大々的に伝えられ、多くの方に見ていただきたいと思った |
蝉しぐれ(黒土三男) |
2006/06/23
16:17 |
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ストーリー | 互いに愛し合いながらも、運命の波に翻弄される下級武士とその幼なじみの悲恋を描いた時代劇。 | |||
出演 | 市川染五郎 | 木村佳乃 | 緒方拳 | |
この映画にいくら出せますか? | 1000円〜〜1500円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ |
コメント | 読んでいないけれど藤沢周平の美しいお話。山田洋次の作品の後では当然比較されるでしょうが、時々違和感や破綻を感じるけれど全体としては楽しめました。特に最後のシーンでしっとり良かったと感じてしまう映画です。かなわなかった二人の想いが20年を経た今も変わらないことをさりげない言葉と表情で確かめ合って二度と会うことのない別れ。こんな切ない愛の形もあることにしみじみしてしまいます。小和田逸平役がテレビであのボーっとしたキャラクターのふかわりょうだとは全然見ているときに気づきませんでした。好演でした。木村佳乃さんも美しかったです。 |
交渉人真下正義(本広克行) |
2006/06/23
14:51 |
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ストーリー | 2003年11月24日、レインボーブリッジを封鎖して解決した「台場連続殺人事件」。
その事件直後、真下正義(ましたまさよし)警視は、湾岸署の前で、報道陣に取り囲まれ、警視庁初の交渉人(ネゴシエイター)として、事件解決の経過を説明していた・・・。 あれから1年・・・。 2004年12月24日、雪乃とクリスマス・イブのデートの約束をしていた警視庁交渉課準備室課長の真下は、その日の午後、突然、室井管理官から呼び出しを受ける。 警視庁史上、最悪の緊急事態が発生。東京の地下鉄の最新鋭実験車両(通称:クモ)1両が何者かに乗っ取られたのだ。網のように張り巡らされた大都市・東京の地下鉄の盲点を突く犯行。乗降客200万人の命が、爆走するたった1両の車両によって危険にさらされる。 犯人の狙いは、身代金?それとも・・・?理由なき犯罪に錯綜する捜査―。 |
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出演 | ユースケ・サンタマリア | 寺島 進 | 国村 隼 | |
この映画にいくら出せますか? | 選んでください〜〜1500円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆ |
コメント | 評判と営業成績が良さが気になっていたので借りてきたもの。ユースケサンタマリアで織田裕二と踊るを超えられるわけ?と不可解で。見終えてもなぜこの作品がそんなにヒットしたかなぞのまま。確かに地下鉄のパニックは想像する中で最も恐ろしいもののひとつ。しかもくもの巣のように伸びている地下鉄の路線図とそれ以外にあるらしい引込み線などを考えると。だけど事件の全貌があまり見えなくて、交渉人真下の存在感が希薄じゃありません?私には私にはイマイチでした。 |