鳥取2008・2・8〜2・9

ようやく家族で鳥取に。鳥取市には子どもたちが幼稚園や小学生の頃、転勤で2年間住みました。
家族それぞれの中で温めていた鳥取への想い。
それをそれぞれに確かめるとしても是非一緒に行きたいが私の夢でした。
親よりも忙しくなった子どもたちにようやく揃って休みが取れてたった1泊だけでしたが
かけがえのない思い出の旅となりました。

2008.2.8:ANA293便羽田発6時55分
2008・2・9:ANA298便鳥取発18時00分

朝、5時に家を出て、スムーズな流れで高速で1時間弱。車を羽田のパーキングに。裏日本は強い寒気のため大荒れの天気。離陸さえ危ぶまれ20分ほど遅れましたが、米子あるいは伊丹空港への着陸もありの覚悟で出発。日ごろの行いのせいか無事鳥取空港に。
冬の鳥取らしい怪しげな空模様。それでも無事ついた嬉しさで、レンタカーの手続きをすませ、
先ず賀露港の「かろいち」に。
せっかくカニの上がるこの時期にきたのですから朝の市場を見たいと思っていました。

かろいち
若松葉カニの解禁で同じ松葉ガニでもこんなに値段が違うのと思うかにたちが手足を動かして並べられています。
他にも今水揚げされたぴちぴちのつややかな魚たち。
まだ海にいるような活きのよさが食べ物というより魚そのものを見る展示会みたい。
それでいて生で、干物で、刺身で、から揚げで、塩焼きで、煮てと
その新鮮さは、何にしてもおいしそうで。
お値段も買い占めたいほどお安くて。もちろんお高い正真正銘の松葉かにも。
なぜか写真撮るのを忘れて眺めてしまったようで、、、^_^;

鳥取砂丘

次は鳥取の定番:鳥取砂丘。昨晩からの雪で白い砂丘でした。でもほんのり程度の雪化粧で歩けば砂に触れる程度。
20数年前に住んだ頃はそり遊びができるほど積もっているのが普通でした。1月は何と31日のうち27日が雨か雪か曇り。つまりお日様を見たのは4日だったという記憶があり、私は冬篭り状態だったのを忘れられないんですが、、、。子どもたちも背丈ほどある雪かきされた雪の土手の間の細い道を通園や通学した記憶があるというのですが、、、。とにかく砂丘以外にはほとんど雪は残っていないのでドライブは順調でした。霙やボタン雪が舞って寒くはありましたが。

岩戸・浦富海岸

 
 冬の荒波が砕ける岩戸海岸の突堤
鳥取の景観の中で私個人のベストスリーに入ると思うのが砂丘から岩戸海岸への海沿いの道です。
碧い海と砂浜、それに防風林の松とごく普通の海岸線ですが、大好きです。
特にラッキョウの花咲く頃は美しく、夏の朝早く、車できて、子どもたちとよく静かな海で遊びました。
いまや全国規模の日本海マラソンですが、
もし、それが最初はこの海沿いのコースの5kmと10kmを走った小規模のマラソン大会から発祥しているとすれば、
我々夫婦はその記念すべき第1回大会に参加したことになるのですが。
真偽のほどはわかりません。ただ子どもたちもその日の記憶はあるみたいで、
私も5kmが思いがけず遠くて、あまりのしんどさに辟易、途中で棄権したいくらいで、
歩きながらの完走だった情けない記憶があります。
景色を楽しみながら歩いたり、ドライブするのと走るは大違いで高低差がこんなにあったのかと驚きました。
練習もせずに走った無謀さが、今では恥ずかしく、悔やまれますが、なつかしい思い出です。
    
山陰国立公園らしい風格ある美しい海岸線と海水浴場。
干しているのはイカとハタハタ。かもめが群れている冬の静かな海です。

昼食は夫の当時の同僚の方が市内の料理屋でご一緒にお付き合いくださいました。
子どもたちもお世話になった方々ばかりで、嬉しかったです。
その後、子どもたちが通った鳥取第二幼稚園・久松幼稚園や城北小学校あたり、
住んだ家、よく登った久松山の麓、久松公園など
懐かしい風景を探しにいきました。
記憶のある場所がそのままだったり、校舎や園舎は建て替えられていたりでしたが、
面影やよすがはあって、その思い出話に私は幼かったころの子どもたちの姿が
ありありとよみがえりました。
雪の中の仁風閣とその庭園。向こうは県庁舎

3時半過ぎ、ずっとお付き合いの続いている方のお宅へ。
息子をとても可愛がってくださって、今回の再会をとても喜んでくださいました。
夜はこの方もご一緒に今がシーズンの松葉かにを食べに。
かに吉:鳥取市末広温泉町271(0854-22-7738)
新鮮な朝どれの大きな松葉かにのみそ・刺身・焼きがに・鍋・雑炊
上機嫌のお食事で男性たちのお酒も進みました。
年配のほぼ初めてに近い方や父親に付き合って、あまり飲まない息子が
飲みながら、話に耳を傾ける姿は新鮮でした。
いつ果てるともわからないので、娘と私は雑炊を潮時に
お先に失礼しましたが、その後も酒宴はかなり続いたようで、
珍しいことに、さらに、親子で3次会までだったとか。

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