ブリジット・ジョーンズの日記・ きれそうなわたしの12か月 (ビーバン・キドロン) |
2005/10/16
13:52 |
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ストーリー | 弁護士の恋人マークとのラブラブな日々を送るブリジットだったが、マークが出席する弁護士協会のディナーに意気揚々と乗り込んでは失敗し、一緒に行ったスキー旅行でもさんざんな目に。秘書との仲が怪しいと嫉妬し、マークとの仲がギクシャクしたはじめた彼女は、出張先のタイで、プレイボーイのダニエルに言い寄られる。その後、彼女は大変な目に合うことに。 第1作目は原作とともに映画も大ヒット。負け犬の代表となったブリジットの恋の続きを見せる第二作目は、うまくいっていた恋を、結婚への焦りと、つまらない嫉妬で台無しにしてしまう姿を描く。好きゆえに結婚へ過度な期待を持ち、彼の側にいる女性へ嫉妬し…というブリジット。自分に自信がなく、絶対的な安心を得たい彼女の気持ちに共感する結婚適齢期の女性は多そう。とはいえ今回のストーリーの展開は、負け犬女性の日常を飛び越えて、数々のトラブルに見舞われる大胆な展開に。タイで事件に巻き込まれるなど、ヒロインの心情をユーモラス&ていねいに綴った前作よりも、エンタテインメント性の高い作りになっている。 |
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出演 | レニー・セルウイガー | ヒュー・グラント | コリン・ファース | |
この映画にいくら出せますか? | 1000円〜〜2000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ |
コメント | 紅玉を向きながら気楽に見るのにぴったりな映画。前作のときもこんなに太っちょだったっけと思うけれど、一作目のレニー・セルウイガーを見て本気でダイエットした若いお嬢さんを知っているのできっとやっぱり太ってたんだと思うけど変わらず愛くるしくて魅力的。その後の活躍とスレンダーになった彼女がまたこの役のために太ったとしたら女優業も大変。なんてしょうもないことを考えながら見るほど話し自体はつまらない。あの本命がいなくて30歳を迎える切実な感じや分かる分かると共感できる部分が少なくて、2作目ってこんなものよという感じ。第一すでに恋人が確定してしまっているジョーンズじゃお話にならないいってことかも。 |
Ray(テイラー・ハックフォード
) |
2005/09/27
04:41 |
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ストーリー | ジョージアの貧しい家庭に生まれたレイは、少年時代に緑内障で視力を失うが「施しは受けず、自分の足で立って生きなさい」という母の教えを胸に、17歳でシアトルのクラブでデビュー。盲目の天才と呼ばれ、レコード会社と契約。ゴスペルとR&Bをミックスさせたソウルミュージックでスーパースターになる…。 故・レイ・チャールズの半生を『愛と青春の旅立ち』のテイラー・ハックフォード監督が演出した音楽満載の自伝映画。レイを、本人直々の指名を受けた『コラテラル』のジェイミー・フォックスが、自分自身を消し去ってしまったかと思うほど、レイ・チャールズになりきり、彼の魂が乗り移った爆発的パフォーマンスを披露。またドラマはソウルの神様レイだけでなく、女性にだらしない一面や薬物中毒、厳しいビジネスマンの顔もつづり、レイ・チャールズ本人を奥深いところまで描いているのもじつに興味深い。しかし圧巻はやはりライブ。年代ごとに披露される名曲の数々は、当時のレイの心情にリンクしたもの。この曲の背景には、こんなことがあったのか…と新たな発見に驚き。映画を見たあと必ずやサントラもじっくり聴き、レイの声にひたっていたくなること絶対だ。(斎藤 香) |
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出演 | ジェイミー・フォックス | ケリー・ワシントン | シャロン・ウォレン | |
この映画にいくら出せますか? | 2000円〜〜3000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
コメント | 人間レイ・チャールズを描きながら次々と演奏される彼の曲が圧巻。彼の知らない生い立ちや側面と曲がシフトして違和感なく2時間38分が短い。もっともっと聞きたい。彼の曲の魅力が増して、彼の遺作『ジーニアス・ラヴ』がグラミー賞8部門で受賞というのもうなづける。じっくり聞いてみたいと思わずにいられない。アカデミー賞を受賞したジェイミー・フォックスの迫真の演技にも感謝。最近見た映画では心に残る最高の傑作。 |
エレファント(ガス・ヴァン・サント) |
2005/09/26
13:25 |
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ストーリー | オレゴン州ポートランドにある、ごく平凡な高校のある日の1コマをカメラが追う。<br>学校に送ってくれた父が泥酔している事に気付いて兄に向かえを頼むジョン。ポートフィリオ作成の為に誰彼なく声をかけて撮影する写真部のイーライ、愚痴話に花を咲かせるオシャレな3人娘・・・そして学校でいじめられて劣等感をもつアレックスと、やはり人生に鬱屈した物を感じているエリックの2人は、インターネットで購入したある物が届くのを心待ちにしていた。<br><br> | |||
出演 | ジョン・ロビンソン | アレックス・フロスト | エリック・デューレン | |
この映画にいくら出せますか? | 1000円〜〜2000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ |
コメント | 1999年に起きた米コロラド州コロンバイン高校の銃乱射事件をモチーフに、「グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち」のガス・ヴァン・サント監督が、事件が勃発するまでの高校生たちの一日を淡々と描いた青春ドラマ。2003年カンヌ国際映画祭でパルム・ドールと監督賞のW受賞。 淡々と描写されている高校生活なのに結末が最初から予想されているので、なまじっかなサスペンス物よりドキドキと恐ろしい。全くの日常が分断される様はテロと少しも代わりはない。アメリカは外だけでなく内包しているものからも常に脅かされ危険にさらされている国だと改めて思う。日本でも対岸の火事と見過ごしていられる状況ではなくなってはいるが。それでも明らかに銃の所持がその大きな原因にもかかわらず、しかも同じような事件があとを絶たなくても相変わらず改善されることはない。やり切れなさに打ちひしがれるが、10代の若者をその犠牲にするのはやはり許されない気がする。 |
ヴェロニカ・ゲリン(ジョエル・シュマッカー) | 2005/09/26
03:46 |
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ストーリー | 1996年6月26日、アイルランド、ダブリン。麻薬犯罪の実態を追い続けていたサンデー・インディペンデント紙の記者ヴェロニカ・ゲリンが凶弾に倒れた。だが、彼女の死は人々を目覚めさせ、社会に変革をもたらすこととなった――。1994年、夫グレアムとひとり息子のカハルとともに幸せに暮らしていたヴェロニカ。彼女は、子どもたちにまで麻薬が蔓延している事実に憤りを覚え取材を開始する。様々な情報源を活用して核心へと迫っていくヴェロニカ。だが、犯罪組織は彼女がこの件から手を引くよう、彼女の愛する家族までをも脅迫の材料にしていく…。
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出演 | ケイト・ブランシェット | ジェラルド・マクソーリー | バリー・バーンズ | |
この映画にいくら出せますか? | 1500円〜〜2000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆ |
コメント | どうしてもアイルランドのイメージは暗くて怖い。気候が厳しいだけでなく、アイルランドを描く映画は厳しく暗く怖い。だけど、それだけにヒューマンで強い。たった一人の人が勇気と悪に向かってもひるまない正義を示すことで多くの無関心だったりあきらめていた人々を変えることができる。だけど命を犠牲にしないと理解されないところが余りに哀しい。実在の女性とはいえ、悲劇の結末を知って見るのはつらい。 |
恋愛適齢期(ナンシー・メイヤーズ) |
2005/09/24
21:17 |
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ストーリー | ハリー・サンボーン(ジャック・ニコルソン)は、音楽業界の大立者として権勢をふるう63歳の独身富豪。彼がつきあう女性は、決まって30歳以下の、人も羨む美女ばかり。そんなハリーが、新しい恋人マリン(アマンダ・ピート)とともに、二人だけのロマンチックな週末を過ごそうと、ニューヨークのハンプトン・ビーチにある彼女の母親の別荘へやって来た。そうとは知らずに、妹のゾーイ(フランシス・マクドーマンド)と連れ立って週末の別荘を訪れたマリンの母親エリカ・バリー(ダイアン・キートン)は、突然あられもない姿で現われた‘娘のボーイフレンド’に思わず絶句! そして気まずい雰囲気の夕食の後、さらに持ち上がる厄介な騒動。ハリーが急な心臓発作に倒れ、大騒ぎで病院に運ばれたあげく、エリカの別荘でしばらく療養生活を送ることになってしまったのだ。 | |||
出演 | ジャック・ニコルソン | ダイアン・キートン | キアヌ・リーブス | |
この映画にいくら出せますか? | 1000円〜〜1500円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ |
コメント | 確かにみんなそれぞれ演技がうまくて、どこにも深刻な問題があるわけでもないので、気楽に見れる。50代を過ぎて、ほんとに美しいと思えるダイアン・キートンの魅力が輝いている。本気の恋に落ちてもなにもおかしくない。泣いても、怒っても、もちろん笑っているときはひときわチャーミング。恋をあきらめるなんてとんでもない。個人的な好みの問題だけど、ジャックニコルソンがいかに魅力的でも私の好みではないので、「マジソン群の橋」のクリントイーストウッドと同じくありえないと思ってみてしまう。もちろん私ならキアヌリーブス。甘いマスクの青年医師がマトリックスとは別人。ハリーには太刀打ちできないとあきらめる表情がうまくて胸キュン。観客は演技だけではなく好き勝手な好みで評価を左右できるという特権を行使して星は☆☆☆。 |
グラディエイター(リドリー・スコット) |
2005/09/24
00:11 |
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ストーリー | グラディエーターとは、古代ローマ帝国時代の大衆への見世物として、巨大コロシアムで人間同士又は猛獣を相手に死ぬまで戦いを強いられた剣闘士のこと。 <br> 時は西暦180年。巨大コロシアムで戦うグラディエーターの中に、自らの野望しかない皇帝によって愛する妻子を殺され、英雄から奴隷の身におとしいれられたマキシマス将軍がいた。彼は妻子の復讐のために真のグラディエーターとなるべく戦い続けるのであった。真のグラディエターとはいったい…? <br> | |||
出演 | ラッセル・クロウ | ホアキン・フェニックス | コニー・ニールセン | |
この映画にいくら出せますか? | 2000円〜〜3000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
コメント | 戦闘物は好みませんが、早送りしながらじっくり(?)見てしまいました。 ローマ帝国五賢帝の最後の一人マルクス・アウレリウスが息子よりも市民や兵士に人望厚い勇将マキシマスを後継者に指名する見識。 権力欲と野心の一方で父親を愛し、父親の愛を欲するナイーブなコモドゥス。彼が残酷非道でありながら、自分の資質を知り、苦悩したり、彼なりに市民のための善政を考えたりが立派過ぎるマキシマスに比して憎めない役どころ。もちろん勇敢で強く、妻子を愛し、一度たりともプライドを捨てないラッセル・クロウのマキシマスは申し分なし。姉のルシラ・興行師のプロキシモなどを含めて人間ドラマとして楽しみました。もちろん見所はコンピューターグラフィックを駆使した圧倒的スケールの戦闘シーンやローマのコロシアムで繰り広げられるグラディエイターたちの死闘だと思いますが、、、。 |
華氏911(マイケル・ムーア) |
2005/09/23
04:35 |
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ストーリー | 2001年9月11日にアメリカを襲った、大規模同時多発テロ事件。サウジアラビアとの石油ビジネスに関わってきたアメリカ大統領ブッシュは、事件以前から囁かれていたテロの可能性を軽視し、対策を講じてこなかった。兆単位の石油マネーの前には、テロ対策など二の次だったのだ。そんな背景もあり、ブッシュ大統領は今回のテロ事件をイラクに結びつけてしまう。こうして、アメリカへの攻撃には一切関わってこなかったイラクへ、大規模な空爆を開始したのだが…。<br> | |||
出演 | ジョージ・ブッシュ | |||
この映画にいくら出せますか? | 1500円〜〜2000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆☆☆ |
コメント | イラク戦争はアメリカに一度も攻撃を仕掛けたことのない国にテロの責任を転嫁するために、難癖をつけて始まった戦争だったんだ。国会議員の子どもはわずか一人しか参戦していないし、誰ひとり行かせる気などないんだ。参戦しているのはその日の生活にも困る貧困家庭の子女が多く、すでに本国で犠牲になっているような階層の若者が、命を賭けて富裕でさらにイラク特需を受けているような人々の論理の戦争の犠牲になって国を守っているんだ。若い兵士の戦死の報道はほとんどされていないんだ。アメリカ国民はよくこんな大統領で我慢できるものだといまさらながらあきれる。日本人でも許せないと頭に血が上るのに。ムーアの視点で構成されたとして70%割り引いて見たとしても、 無知を嘆く息子を戦死させた母親の声の真実は疑いようもない。とにかくアメリカはそういう状況でこういう映画が作られ、上映される不思議な国。 ブッシュの行動を読み解く分かりやすいバイブル。多くの人に見て欲しい。 小泉さんを主演にした日本版華氏911はクランクインしてるのだろうか? |
ミスティック・リバー(クリント・イースト・ウッド) |
2005/09/19
11:19 |
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ストーリー | たったひとつの忌まわしい出来事が、少年たちの運命を変えた――。 ジミー(ショーン・ペン)、デイブ(ティム・ロビンス)、ショーン(ケビン・ベーコン)の3人は、ボストンのダウンタウンに近いイーストバッキンガム地区で少年時代をともに過ごした幼なじみだ。 11歳のある日、いつものように路上で遊んでいた3人に、警官を思わせる男が近づいてきた。男は、道路にいたずらをしていた3人を叱りつけると、デイブだけを車に乗せて走り去った。デイブが戻ってきたのはそれから4日後のこと。誘拐され、監禁された4日間。そのあいだにデイブの身に何が起こったのかは、語られなくてもわかった……。 その日を境に、彼らの少年時代にピリオドが打たれ、3人は離れ離れになっていった |
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出演 | ショーン・ベン | ティム・ロビンス | ケビン・ベーコン | |
この映画にいくら出せますか? | 1500円〜〜2000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
コメント | 途中から「スタンバイミー」の続編を見ているような気分になってきた。ただし大人になってからの部分がメインなので無邪気で未知数に広がる未来を持っている子どもたちが描く世界とは違って余りに重く哀しい。それでも見切ってしまう3人の演技の重厚さ。映画の面白さを堪能させてくれる。予想された結末と思いがけない犯人像。いろいろ見所はあるけれど、俳優たち、そうなんだ3人だけでなく出演者それぞれの演技が心に残る私には珍しい映画。クリントイーストウッドって私はなんか好きにはなれないけど、やっぱり監督としてもすごい人かもしれない。 |
スイングガールズ(矢口史靖) |
2005/09/18
14:44 |
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ストーリー | 舞台は東北の片田舎の高校。夏休み返上で補習を受けている女子生徒たちが、サボりの口実としてビックバンドを始める。当然のごとくやる気はゼロでサボる気満々。しかし、楽器からすこしずつ音がでてくるにつれジャズの魅力にひきこまれ、ついには自分達だけでバンド結成を決意!とはいえ楽器はないし、お金もない。バイトをすれば大失敗。なんとか楽器を手に入れて、いざ練習!と思いきや、今度は練習場所もなく、ついにはバンド解散の危機!?しかし、音楽への熱い思いがはちゃめちゃパワーとあいまって、紆余曲折を吹き飛ばし、感動のラストまで一直線!! | |||
出演 | 上野樹里 | 平岡裕太 | 竹中直人 | |
この映画にいくら出せますか? | 1000円〜〜2000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
コメント | やっぱり私は明るい青春もの無条件に好きですね。ウォーターボーイズも大好き。こじつけのようなストーリー展開ですけれど、若さの勢いでごまかされてしまうことにして、よくあんなに短期間で演奏できるようになるなって思います。若いときってほんとに信じられないパワーがあって、不可能が可能に代わる瞬間があるんですよね。自分にそんな体験があったかなかったかさえ今や朧になりつつあるけれど、それでもこんな映画を見ると楽しくて、嬉しくなります。 彼女たちが本気で取り組んですべてほんとに演奏しているということがこの映画を熱くしていると思います。それに熱く反応する私の青春温度もかなり高いかも。それにしても楽器のひとつくらい身につけたいものです。 |
隠し剣鬼の爪(山田洋次) |
2005/09/17
00:24 |
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ストーリー | 幕末の東北。海坂藩の平侍、片桐宗蔵(永瀬正敏)は、母と妹の志乃、女中のきえ(松たか子)と、貧しくも笑顔の絶えない日々を送っていた。やがて母が亡くなり、志乃ときえは嫁入りしていった。ある日宗蔵は、きえが嫁ぎ先で酷い扱いを受けて寝込んでいることを知り、やつれ果てたきえを背負い連れ帰る。その頃、藩に大事件が起きた。かつて、宗蔵と同じ剣の師範に学んだ狭間弥市郎が、謀反を起こしたのだ。宗蔵は、山奥の牢から逃亡した弥市郎を切るように命じられる…。
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出演 | 永瀬正敏 | 松たか子 | 吉岡秀隆 | |
この映画にいくら出せますか? | 1000円〜〜1500円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ |
コメント | 思っていたよりというか期待していたよりどうってことなかった。人物像が浅くて行動の必然性が感じられないのでどこにも感情移入できないまま。指南役の戸田寛斎と宗蔵の殺陣が面白かったが、鬼の爪は解説がつかないとその技を映画で描けないところが無理と難しさがある。確かにテレビの必殺シリーズそのもの。ラブストーリーとしては最後に来てあまりに現代的過ぎて、この時代にこんな形の恋愛が成立したのかなと思ってしまう。大好きな永瀬君だけど吉岡くんの方が持ち味が生きて安心してみてられた。 |