あなたをわすれない(花堂純次
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2007/02/10
05:16 |
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ストーリー | 2001年1月山手線・新大久保駅のホームから転落した乗客を救おうと自ら線路に飛び降りた韓国人留学生の若者。 勇気ある行動で26歳の命を亡くした韓国人留学生イ・スヒョンの愛と青春を描く感動の物語。 |
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出演 | イ・テソン | マーキー | 金子貴俊 | |
この映画にいくら出せますか? | 選んでください〜〜1500円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆ | ☆☆ | ☆☆ | ☆☆ | ☆☆ |
コメント | 映画製作の関係者から進められて前売り券を買っていたもの。映画にするからにはノンフィクションではないことはわかるにしても、見終わってなんだかなというのが正直な感想。結局何を描きたかったわけというような。イ・スヒョンさんが好青年であったことは確かで正義感やその痛ましい行動も記憶に値すると思う。また、そのご家族もその後のマスコミへの対応など素晴らしい方々と思えるし、配役も適役だと思われる。それに引き替え日本でのエピソードや配役が最後の事件にスムーズにつながってこない。 主人公がマウンテンバイクで風をきって走る姿や富士登山などの場面は生き生きしているけれど、ストリートミュージシャンのユリが突然マウンテンバイクで名古屋から大阪まで行けたりするかしらなんて。フィクションになったとたんあまりにありきたりで不自然な展開でがっかりさせられた。 関根さんについてはご家族のご了解が得られなかったと聞いているので仕方ないにしても、唐突に最後のシーンにだけ登場するというのも多くの方に理解できないことのような気がする。たやすく日韓友好のための作品とうたっていいものかどうか気になった。それでもこうして日韓のあり方について考えたり、事件そのものについて思い返す私にはいい機会になった。 |
きみに読む物語(ニック・カサヴェテス) |
2007/02/08
10:06 |
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ストーリー | 米国の療養施設で、認知症の老婦人(ジーナ・ローランズ)に対し、面倒を見る老人(ジェームズ・ガーナー)がノートブックに記されている話を読み聞かせる。それは、1940年夏、米国南部の小さな町で、夏休みを過ごすため都会からやってきた17歳の令嬢、アリー(レイチェル・マクアダムス)が、地元製材所で働く青年ノア(ライアン・ゴズリング)と出会い、恋に落ちる。しかし、アリーの両親は娘の将来を案じ、二人の交際を阻害し、アリーを都会へ連れ戻す。悲嘆にくれたノアは365日間、アリーに手紙を書くが母親に破棄されてしまう。やがて、第二次世界大戦が始まり、ノアは戦場へと出兵する……。 |
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出演 | ライアン・ゴズリング | レイチェル・マクアダムス | ジェームズ・ガーナー | |
この映画にいくら出せますか? | 選んでください〜〜2000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
コメント | 以前見たけれど、娘が借りてきたのでまた一緒に。みずみずしい一途な若者の恋と人生の終末までもその愛を持続させた男性がどちらも魅力的。背景の情景もあまりに美しくてうっとり。究極のラブストーリーだけどいやみがなくてだれの心にもある憧れを呼び覚ますに違いない。原作も映画も多くのアメリカ人に支持されたそうだから。マジソン群の橋と比較されるが私はストーリーとしてはずっとこの作品が好き。俳優が初々しいからでしょうか。認知症の描き方までも美しい。そして母親としてはアリーの母親の生き方も共感できないにしても理解はできてまた、心に残ります。 |
敬愛なるベートーベン(アニエスカ・ホランド) |
2007/01/05
12:05 |
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ストーリー | 1824年ウィーン。“第九”の初演を4日後に控えたベートーヴェンのアトリエに、若き女性アンナ(ダイアン・クルーガー)がコピストとして訪れた。期待に反し、女性のコピストが来た事に激怒するベートーヴェンだったが、次第に彼女の才能を認め、“第九”の作曲を支える存在となる。そして、遂に“第九”初演の日、耳の聴こえぬ恐怖を抱えながらも、オーケストラを指揮するために、ベートーヴェンは指揮台に立つのだった…。 ベートーヴェンを演じるのは、4度のアカデミー賞ノミネート歴を誇る名優エド・ハリス。演奏、指揮、作曲など完璧な役作りで、耳の聴こえない孤独と苦悩を背負ったベートーヴェンを披露。 その相手役に、「戦場のアリア」でアカデミー外国語映画賞候補のダイアン・クルーガー。ベートーヴェンを尊敬し、彼の音楽を愛した若き女性コピスト(写譜師)アンナを気品と凛々しさで観る者を魅了している。 |
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出演 | エド・ハリス | ダイアン・クルーガー | マシュー・グード | |
この映画にいくら出せますか? | 1000円〜〜2000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
コメント | ベートーベンって名前だけで圧倒される偉大な音楽家。そこにいくら首席とはいえ作曲家を目指す23歳の若い美しい女性が53歳のベートーベンに1対1で対峙できるなんて可能かなとずっと見ながら疑問に。もちろん実在の人物ではないそうだが。とにかく彼の音楽を理解し、彼を敬愛し、写譜で彼に協力できる何人かの存在は事実らしい。彼の生涯や晩年は幸福と語られることはないけれど、難聴になったことさえ心の声である音楽をよりよく聞くための神の配慮と思えるほどに音楽に魂をささげていれば凡人の暮らしの平和や幸福を求めていたとも思えない。創作に日々苦悩する彼のそばに美しく若い、彼をこよなく敬愛する理解者を置きたくなるのは彼に対する冒涜のような気もする。第九の初演奏シーンも素晴らしいけれど官能的な表情までは行き過ぎなきがする。12月に聞いた第九と弦楽四重奏曲15番がたまたま映画の大きなテーマとなっていてラッキーではあった。 |
ALways
3丁目の夕日(山崎 貢) |
2006/11/29
07:32 |
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ストーリー | 昭和33年、東京タワーが完成するこの年、東京下町の夕日町3丁目には、人情味あふれる住民達が賑やかに暮らしていた。ある日、鈴木則文と妻・トモエ、息子・一平が暮らす自動車修理工場・鈴木オートに集団就職で上京した六子がやってくる。ところが立派な会社を期待していた六子はどこかがっかりした様子だった・・
一方、しがない小説家の茶川竜之介は、飲み屋のおかみ・ヒロミから身寄りのない少年・淳之介の世話をすることになってしまった・・・ |
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出演 | 吉岡 秀隆 | 堤 真一 | 小雪 | |
この映画にいくら出せますか? | 選んでください〜〜2000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ |
コメント | ビデオで一度見たものをこんどは劇場で。 自分サイズの世界で楽しめる安心感にどっぷり。私はいい時代に育ったんだなと共感。CGの映像が評価されているが、いまひとつ私にはのっぺりして現実感に乏しい。町や通りがあんなものだったのかなと思うけど、人々は確かにあんな風だった。 そしてそんな心意気を引っ張って今も生きている。いいじゃない!! |
佐賀のがばいばあちゃん(倉内均) |
2006/11/27
07:47 |
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ストーリー | 原爆症で父親を失い、母と2人で暮らす明広は、しばらくの間、佐賀県に住むばあちゃんの家に預けられることになる。夜遅く、ばあちゃんのもとへと到着した明広。しかし、そんなことはお構い無しに、さっそく米の炊き方を教わる羽目に。翌日から朝食の準備を任せられた明広は、貧乏に耐え抜く様々な知恵をばあちゃんから学んでいく。 | |||
出演 | 吉行和子 | 浅田美代子 | 工藤夕貴 | |
この映画にいくら出せますか? | 選んでください〜〜1500円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ |
コメント | 原作のがばいにぴったりのダイナミックな面白さは消えて、吉行和子のお上品なおばあさんになってしまっていた。言葉や行動に笑えるおかしみが少ない。お笑いの島田洋七と監督のセンスの違いかな。監督はおばあちゃんが武家の血筋というのにこだわったらしいがそのおばあちゃんと磁石で鉄くずを拾うおばあちゃんとがしっくりこないし吉行さんには似合わない。それでもやはり、運動会のお弁当のシーンと伴走する先生の涙には泣ける。 原作でも心に残るシーン。確かに人々にそんな温かさが合ったよなって。現在の学校現場とすぐ比較されるけれど、学校や教師だけが変わったわけじゃない。いろんなものがすっかり変わってしまったんだと考えさせられる。 |
嫌われ松子の一生(中島哲也) |
2006/11/26
22:35 |
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ストーリー | 不器用ゆえに転落の一途を辿る壮絶な人生の中にあっても、どこもまでもまっすぐで一生懸命なヒロインの姿を、CGを駆使した多彩な映像表現とミュージカル風味の味付けでカラフルかつポップに描き出す。ユニークにして豪華な共演陣も話題に。 昭和22年、福岡県大野島に生まれた川尻松子。お姫さまのような人生を夢みる明るい少女時代を過ごし、やがて中学校の教師となる。しかし、ある事件が原因で20代でクビに。その後、愛を求めて男性遍歴を重ねるたびにますます不幸になってゆく松子。いつしかソープ嬢に身を落とし、果ては同棲中のヒモを殺害して刑務所に服役してしまう…。 |
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出演 | 中谷美紀 | 香川照之 | 柄本明 | |
この映画にいくら出せますか? | 選んでください〜〜2000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆ |
コメント | 原作を読んでいないけれど、予想した映画とは違ってミュージカル仕立て・CG多用の軽快なテンポ。中谷美紀がきれい過ぎたりもして不幸に実感が伴わない。とりたてて不幸や悲惨のこれでもかを期待したわけではないけれど、歌や踊りが楽しくて、どこか違うの違和感が終始つきまとって落ち着かなかった。初めての俳優さんも多かったけどあすか役の黒澤めぐみが印象に残った。 |
博士の愛した数式(小泉堯史) |
2006/11/23
18:46 |
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ストーリー | 数学教師のルート先生は、新しく受け持ったクラスで、自分の名前の由来を語り始める。それは幼い頃、彼が大好きな博士が名づけてくれた仇名だった。シングルマザーだったルートの母は、事故の後遺症で記憶障害を負った数学博士の家で、家政婦として働き始めた。ある日、彼女に10歳の息子がいることを知った博士は、家へ連れてくるように告げる。その日から、博士と母、ルートの3人の和やかな日々が始まるのだが…。 | |||
出演 | 寺尾聡 | 深津絵里 | 吉岡秀隆 | |
この映画にいくら出せますか? | 選んでください〜〜2000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
コメント | もう小泉監督作品の映像の素晴らしさは最高。イメージぴったりの配役に感心するが 中でも、浅丘ルリ子のゆるされぬ関係の義姉のイメージはぴったり。家政婦親子と博士の温かい交流の影でひそやかに生きる姿が原作のときからがとっても気になっていましたから。寺尾聡はますます父親に似てきて安心して見られますが、彼しかいないのかなと少々鼻についてしまいます。 子役の斉藤くんはわざとらしさのない演技に好感が持て、ほんとに吉岡くんによく似ています。少年と深津絵里の母親役が新鮮で親子関係もとても素敵です。でも数学の美しさや面白さもこの作品のテーマ。嫌いと決めて勉強しなかったことをすごく後悔してしまうのです。 |
明日の記憶(堤 幸彦) |
2006/11/23
18:18 |
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ストーリー | 広告会社の営業マンとして働く雅行(渡辺謙)は、時に家庭を返り見ないほど仕事に没頭してきた。大きなプロジェクトと娘(吹石一恵)の結婚を控え、忙しい日々を送っていた雅行は、50歳を前にしたある日、原因不明の体調不良に襲われる。ミーティングを忘れたり、部下の顔が思い出せず、心配になった雅行は病院を訪れ、医師(及川光博)から「若年性アルツハイマー」の診断を受ける。そんな雅行を、妻の枝実子(樋口可南子)は献身的に支え、一緒に病と闘うことを決心する……。 | |||
出演 | 渡部 謙 | 樋口 可南子 | 吹石 一恵 | |
この映画にいくら出せますか? | 選んでください〜〜1500円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
コメント | 原作に忠実でその原作にぞっこんだった渡辺謙の熱い思いが伝わってくる。現在では手立てのないアルツハイマーの恐ろしさは最終的に生きた証の自分自身を喪失すること。それはとりもなおさず周りの家族にとっても自分の喪失に。病気をともに闘う妻ができすぎという気はするが、現実に立ち向かう強さはそうありたい願いをこめて応援してしまう。最後の場面は小説でもあまりにせつなく哀しいが映画でも樋口可南子の演技が素晴らしくわすれられないシーン。 |
日の名残り(
ジェームズ・アイヴォリー ) |
2006/11/20
07:49 |
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ストーリー | 日系の英国作家K・イシグロのブッカー賞受賞作を基に、一人の侯爵(J・フォックス)の忠実なる執事が、自らの仕事に完璧を成すため、女中頭への恋心を断ち切り、老境の父に侯爵の身の回りの世話ができないと知ると情け容赦なく掃除係に格下げしてしまう、そのストイシズムを冷徹に描く。無論、彼は自分独りきりになるとそんな己を呪う。名優ホプキンスの独壇場である。恋を知らぬ彼は安っぽい恋愛小説に慰めを得、それを女中頭のE・トンプソンに見つかり頬を赤らめる。結局、彼女は彼を待ちきれず、彼の友人と結婚し町を去る。侯爵は容ナチ的で、彼はそれを疑問に思うが執事の立場からは何も言えない。そして戦後、もろもろの非難を浴びた侯爵は傷心のままこの世を去る。ようやく自由を感じた彼は女中頭を訪ねるが(その旅の解放感と彼が口にする自己否定的な嘘は印象深い)、既に離婚していた彼女の返事はつれなかった。侯爵の屋敷に新たな買い手(アメリカの富豪=C・リーヴ)がつくと、再び彼は執事として雇われる……。格式を重んじる貴族社会の内実をロマンティックであると同時に否定的に描く、アイヴォリーのスタイルにようやく得心できた感じ、それも物語の良さに多くを負っている。 | |||
出演 | ンソニー・ホプキンス | エマ・トンプソン | ジェームズ・フォックス | |
この映画にいくら出せますか? | 選んでください〜〜2000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
コメント | 主人の満足のために最善を尽くす執事の完璧なまでの仕事ぶりとごく僅かにもてるプライベートな時間の不器用さを演じてホプキンスが最高の演技。美しい女中頭エマトンプソンがおせっかいを焼いたり声をかけたくなり、気を引くために結婚までしてしまう成り行き。二人の取り戻せない時間の流れの背景に第二次世界大戦前のイギリスの郊外のマナーハウスとして要人の会合の場になったダーリントン・ホール。主人ダーリントン卿の人の良さにつけいった各国要人の駆け引きや戦後の失意のうちに世を去った主人を見送り、また、当時の客の一人だったアメリカ人を新しい主人に迎える。ホールにも同様のときの流れ。モーリースの初々しさから7年後のヒュー・グラントも。 |
モーリス(ジェームズ・アイボリー) |
2006/11/20
05:28 |
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ストーリー | 1909年。ケンブリッジ大学。キングス・カレッジの寮生モーリス(ジェームズ・ウィルビィ)は、同期生で優等生のリズリー(マーク・タンディ)と討論を交わすために訪れたトリニティ・カレッジで、討論のメンバーであるクライヴ・ダーハム(ヒュー・グラント)と出会う。クライヴは、知性に満ち、ギリシャの古典的理想主義と同性愛の信奉者で、夏のある日、モーリスに愛を告白した。一度は、クライヴを拒否したモーリスだが、自分の中に隠していた想いをクライヴに告げ、二人は授業を抜け出し一緒にいるようになる。しかし、モーリスは教授の反感をかい停学処分になり故郷へ帰るが、しばらく後、クライヴの別荘ペンダースレイ・パークへ招かれて過ごす。そこに集う優雅な人々に魅了されると同時に、2人の親密さは増していった。1911年、学校を卒業し、モーリスは株の仲買人に、クライヴは法廷弁護人として働いていた。そんな矢先、優等生だったリズリーが同性愛者として風紀罪で逮捕され、自ら同性愛者であることに後ろめたさを感じたクライヴは、ひとりギリシャへ旅立ち、そこで、母から勧められた女性(ジュディ・パーフィット)との結婚を決心する。モーリスはクライヴの愛を失い、苦悩するのだった・・・。 | |||
出演 | ジェームズ・ウィルビー | ヒュー・グラント | ルパート・グレイブス | |
この映画にいくら出せますか? | 選んでください〜〜2000円 | |||
音楽 | ストーリー | 映像・演出 | 俳優 | 総合評 |
☆☆☆☆ | ☆☆☆ | ☆☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ | ☆☆☆☆ |
コメント | 男同士だって恋愛は美しく切なく苦しく甘くときに自己中心でときに自己抑制。美しく穢れない若い青年の恋はさらに危うくはかない。だからといって理解者としてどっぷりはまり込めもしない。主演の二人の美しさ・英国の風景画像の美しさ・生活や振る舞いや言葉の優雅さ。長い映画(135分)にじっと見入り続けてしまう。 |